日曜の計画

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キネマの神様

原田マハ著『キネマの神様』を読みました。
とても心を動かされ、涙しました。

高校のときに地理の先生が授業で観せてくれた『ニューシネマパラダイス』。
そのときから今でも大好きな映画。


---母がいなくなってしまったあとの世界を想像できない
年老いた母がやがて死んでいく、と想像することは怖かった。
そして生きることをやめない父が年老いていく、と想像することも。

---生きている限り、レイは年老いていく。元気であれば、そのうちに、かつて父親が生きた人生よりも長く生きて、老人になる。
生きていく、ということは、時の流れを受容する、ということなのではないでしょうか。若さを失っても、お金を失っても、苦労をしても、生きている限りはそのすべてを受けとめていかなければならない。

----父と母と私。
こうして三人で、並んで満開の桜を間近に眺めながら歩くなんて、いったいどれくらいぶりだろう。もしかすると、大人になってからは、これが初めてかもしれない。
両親が管理人を務めるマンションから、わずか徒歩十分の場所。そこにこうして、いままでも、春が巡りくるたびに桜が咲いていたのだ。
それなのに、私たちは一度きりとも、一緒に連れ立って出かけたりなどしなかった。
いつだったか、母とふたり、桜が舞い散る公園をそぞろ歩いていたとき。仲良く寄り添って歩く老夫婦を目で追いながら、母が、ふいに涙したことを思い出す。
 ただ一度でいい。あんなふうに、お父さんと一緒に散歩がしたい。
言葉にできないほどに、長年、溜めこんできたものがあったのだろう。あのとき、母はただ、声も出さずに泣いていた-----






数年前、祖父が亡くなったとき、いろいろな事を終えて夜泊まるホテルへ帰る途中、両親と姉と私で近くのコンビニに行った。
小腹が空いたので、肉まんや父の好きなミルクコーヒー、ヘアゴムが無いといってそれも買う。そのとき、ふと見渡した店内。そこにいる家族4人。両親の育った町、仙台のコンビニでの出来事。
すごく特別だった。家族でコンビニに行くことなんて今までなく、なんだかたまらなく嬉しかった。
夕日をみれたときのように、病気になったときのように、当たり前が当たり前じゃなく、ふとしたときに特別だと、かけがえのないものだと気がつくこと。

この本を読んで、そんなことを思いました。

両親への今までのそしてこれからの感謝と今の情けない自分と、全部確実に一つずつ過ぎ去っていくんだと。

今できることを今大事に過ごしていけたら。

  1. 2016/06/10(金) 00:49:28|
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